建物の劣化を防ぎ外観を美しく保つ外壁塗装

最終更新日 2024年4月22日 by atsumu

新しい家でも年月が経つと古くなり、建物の劣化が進みます。
定期的に外壁塗装を行えば、建物の劣化を防ぎ外観の美しさも維持できます。

外壁塗装の役割

外壁塗装は様々な役割を担っていますが、そのひとつが下地の保護です。
下地は水に弱いため、保護しないと塗装が剥がれて様々なトラブルの原因になります。
下地が傷付くと家の寿命も短くなるので、塗装を施して建物の寿命を長くします。
防水性が低下すると劣化が進むため、防水効果を高めて住まいを守ります。
防水性や保護力が低下すると外壁の下地にカビが繁殖し、健康にも悪影響を与えます。
カビが目立つようになると家の見た目も悪くなるので、少しのカビでも注意が必要です。
建ててから10年以上経過した家は、経年劣化により汚れや色褪せが目立つようになります。
外壁塗装を依頼して新しい塗料を塗り直すと、様々なメリットを得られます。

外壁は紫外線や雨、風から建物を守っている

外壁は紫外線や雨、風から建物を守っているので常に大きな負担を強いられています。
放置していると経年劣化で塗膜が劣化し、建物全体の価値が下がります。
定期的なメンテナンスを行うと、素材も守れるので資産価値の向上に繋がります。
新しい塗膜は隙間風の侵入も防ぐため、光熱費の無駄も防ぎます。
紫外線は家にダメージを与えますが、高い機能を持つ塗膜は紫外線から家を守ってくれます。
遮熱効果の高い塗料を採用すれば、紫外線の影響を最小限に抑えられます。
外壁塗装に使う塗料によって塗膜の寿命は異なりますが、一般的な目安は10年です。
メンテナンスの頻度を少なくしたい場合は、塗膜が長持ちする塗料を選択します。

塗料の種類

塗料には様々な種類があり、目的によって塗料を使い分けます。

ウレタン塗料

ウレタン塗料は伸びが良く、独特の光沢を持っています。
現在は使う人が減っていますが、密着性があるので湾曲した部位の使用に便利です。
防汚性や耐久性の弱さが欠点ですが、安くて施工しやすい特徴を持ちます。

シリコン塗料

広く普及しているシリコン塗料は、耐久性と価格のバランスが取れています。
カラーのバリエーションも豊富で、ウレタン樹脂よりも強い耐久性を持ちます。
親水性で水に馴染むので、埃などの汚れが付着しても雨水が包んで流してくれます。
耐用年数は10年から12年程度で、消費量が多いので様々なメーカーが販売しています。
同じシリコン塗料でも付与されている機能や価格が異なるので、事前に確認します。

フッ素系の塗料

フッ素系の塗料は耐久年数が13年から18年程度で、塗膜の表面に汚れが付着しにくい特徴を持っています。
長く持つ塗料なので、塗装に使用した後はメンテナンスの頻度を減らせます。
特殊塗料は高い機能を持っているため、高価でも人気を集めています。
耐久性に優れているので、長い目で見ればメンテナンスの費用が安くなります。

耐久性の低い塗料を使うと長期的に見て高い買い物になる

外壁のリフォームを依頼した場合は、塗料の費用だけでなく職人に対する費用も発生します。
安くても耐久性の低い塗料を使うと、長期的に見て高い買い物になります。
アクリルが原料の防水塗料も特殊塗料の一種で、ガラスと同等の透明度を持ちます。
耐久性はガラスの10倍で高い防水性を持ち伸びも良いですが、繊細な側面も持っています。
建物を長持ちさせる耐久性と伸縮性がありますが、施工が難しく熟練した技術が必要です。
知名度が低い無機塗料は無機物質が主成分で、鉱石やガラスのように紫外線に分解されない特徴を持ちます。
強い耐久性を持ち有機物とは異なり苔が繁殖しにくいので、美観を保てます。
無機塗料はフッ素塗料と同じく価格が高いので、長く保ちたい建造物に使用されるケースが多いです。
最近は無機と有機のハイブリッド製品も登場し、全国的な注目を集めています。
割れにくくて耐久性に優れ、割れやすい外壁材でも利用できます。

外壁塗装を専門会社に依頼する場合

外壁塗装を専門会社に依頼する場合は、まず連絡を取り見積もりを出してもらいます。
見積り内容に不明な点があれば必ず確認を行い、納得してから契約します。
工事が始まると足場が組まれ、足場が整ったら高圧洗浄を行います。
一般住宅では塗装前に高圧洗浄を行うのが一般的で高圧洗浄により長年の汚れや埃、カビを落とします。
表面が劣化すると白い粉が手に付く現象が起こりますが、高圧の水流で汚れを除去できます。
高圧洗浄が終わったら、塗装工事の良し悪しを決める下地補修に入ります。

外壁塗装 藤沢市

まとめ

下地補修は下地調整とも呼ばれ、大切な工程ですが手抜き工事をされやすい部分です。
見積りの段階で丁寧に調べてもらい、下地補修の内容と予算を確認します。
養生は塗装工事の基本で、ビニールやブルーシートなどで塗らない部分を保護する過程です。
養生が終わると塗装の工程に入り、下塗りが完了したら中間検査を行います。
中間検査が終わったら中塗りに進み、最後に上塗り作業を行って仕上げます。
上塗りは最後に行う工程で、塗り残しがないように丁寧に塗ります。
全ての作業が終わったら丁寧に清掃を行い、建物や外壁を傷付けないように足場を解体したら終了です。